アイランドシティでは、“世界初”の二次電池(リチウムイオン電池)を備えたエンジンレスのトランスファークレーンを導入し、「トランスファークレーン電動化プロジェクト」に取り組んでいる。この取り組みでは、既存機と比較して、1.約80%のCO2削減、2.給油等の時間削減による7%のターミナル効率化、3.約46%のエネルギーコスト削減が見込まれている。この量は、森林面積600haが一年間に吸収するCO2の量に相当する。
トランスファークレーンのレーンチェンジを至近距離から見ることができた。
走行路に並行して走るバスバーを通して給電される(バスバー給電方式)。これは、国内初の取り組みだ。。
自動脱着集電装置が伸縮し、バスバーに自動着脱する。
この他にも、「省電力リーファー設備(屋根付きリーファー設備)」など、徹底した“エコ”の取り組みが行われている。
岸壁から500メートルにも及ぶアイランドシティのコンテナターミナルは、世界的にも素晴らしい“エコ”の取り組みは勿論のこと、港としてのポテンシャル・拡張性は高い。
しかし、最も、印象に残ったのは、港で働く人たちの一体感だった。全国の港で見聞きするような港湾運送会社と港湾労働者の労使対立のような緊張感の雰囲気がないのだ。聞くところによると、労使ともに手を携え、博多港の未来に向け一丸となっているとのこと。港を知る人からすると、驚くほどの協調路線であるし、この港のエコの取り組みは間違いなく日本一である。こんなにも素晴らしい港があるにも関わらず、そのことを福岡市民が知らないことは非常に残念であるし、この港を武器にして、懸案となっているアイランドシティの未来が開けてくるように思えてならない。