今、鶴見駅周辺で時間調整中。パソコンを持っていないので携帯からのブログ投稿である。

 夏以降、会社のサービスの一つに物流業界のソリューション営業支援というメニューを追加した。もともと、自社で力を入れる領域を新規マーケット創造に絞っていることもあり、開拓中のマーケットに関連するソリューションの相談を受ける機会が増えてきた。ターゲットが新規マーケットだけに、持ち込まれるソリューションは全く新しいものか、他業界の転用のものか、だいたいこの2つに分類される。いずれの場合でも、成功体験がないチャレンジになるので、仮説・検証・改善のPDCAを廻し続けながら、啓蒙活動を続けて市場を作っていく重たさがある。
最近、とあるソリューションの販売戦略を練るにあたり、的を射すぎて、賛同を得られにくい方法を考えついた。方法といってもテクニカルなことでもなんでもない。ただ、サービス力、製品力を向上し続ける仕組みを作ることだ。

結論からいえば、もう一つ、正面競合する他社を作ることだ。

談合&予定調和社会日本では、とにかく“競争”を忌み嫌う風潮がある。がしかし、真に、ユーザーファーストを考えたとき、独り勝ちの状況はあらゆるイノベーションを生み出さない弊害となる。絶えず、技術も価値観も変化する社会のなかで、イノベーションの種が蒔かれる土壌が無ければ、本来、創造すべき市場そのものが均衡縮小してしまう。そして何より、自社の競争力が低下してしまう。

日産という存在がなくして、今日のトヨタがあっただろうか?

Yahoo!とGoogleがあるからこそネット市場が進化し続けるのではないだろうか?

キリンビールとアサヒビールが競るからこそ安くて美味しい発泡酒が生まれるのではないだろうか?

見方を変えれば、

毎年、巨人が優勝するプロ野球はエキサイティングだろうか?

勝馬が決まっている競馬の馬券を誰が買うのだろうか?

毎年、同じ歌手がレコード大賞をとる音楽業界は大衆の期待に応えられるだろうか?

 野党がだらしなかったからこそ、自民党は権利の座にあぐらをかき、民の声に心耳を澄まさなくなってしまったのではないだろうか?

20歳前後のAKB48ですら総選挙でセンターをかけ凌ぎを削っているのに、B2Bソリューション提供会社はイノベーションの努力を怠ることばかり考えている。市場から競争要因がなくなることは、市場そのものの衰退を意味することは明らかだ。

つまり、新規マーケットが育つことは、競争状況を作ることに他ならない。だから、強い競合が存在することこそが、新規マーケットを創造し、真に、顧客起点で、製品の機能やサービス、価格が納得いくものに育つことに繋がるのである。

健全な競争なくして新規マーケットの創造なし

健全な競争なくしてイノベーションなし

健全な競争なくしてサービスの向上なし

健全な競争なくしてユーザーファーストなし

この当たり前のことを理解し、リスク承知でチャレンジする者しか、市場を制す資格はない。チャレンジ精神に乏しい物流業界だからこそリスクとリターンのパフォーマンスは出しやすい。この法則を理解できる挑戦者、開拓者とともに、道なき道を進むために、自身の全エネルギーを注ぎたい。