先週、今までご挨拶をさせて頂いた皆様に、連絡先変更のメールをお送りさせて頂きました。本当に、物凄い数のご返信メールを頂戴して、とても、嬉しかったです。先週後半、外での打ち合わせが続いたこともあり、数百件のメールにご返信するのに数日掛かってしまいました。ご返信が遅くなった皆様には、お詫び申し上げます。
 さて、PCでメールを利用するようになってから、主に、職場が変わったことなどを契機に、「連絡先の変更」のメールをお送りしています。思い返せば、最初に転職のお知らせのメールを出させて頂いたのが、2002年5月30日(ご参考 「加藤紘一事務所退職のご報告」)のことですから、はや、6年の月日が流れようとしています。

 その間、幾度となく、同様のメールを出させて頂いておりますが、毎回、とあることに気づかされます。それは、社会的立場がある方、成功者と目されている方、著名な方、各界でご活躍されている方…etc.普通に考えて、“多忙”と思われている方からの方が、返信メールを頂くことが多く、レスポンスも早い。しかも、頂いたメールの内容にも具体性があるのです。ちなみに、常時、ネット接続環境にある訳でもないのにです。

 例えば、国会議員なら当選回数が多い議員の方から、大企業なら社員より社長から、メディアなら現場記者より部長や論説委員から、役人なら職員より課長や局長から。とにかく、より責任ある立場の方からのレスポンスが早いのです。しかも、同じ組織で見ると、社員からレスは無くても、社長からはある。しかも、有難いことに、個人ブログや運営しているサイトに目を通して頂いて感想が書いてあったり、「(具体的な点を挙げられて)情報交換したい」と具体的なアポイントの候補日まで書いてある…。中には、お電話を頂戴する方もいれば、アポ無しでご来社される方もいる。

 毎回、このような反応が出ることに驚かされます。

 私自身、日々、「レスポンスは確実に」ということを心がけていますが、ご活躍されている皆さま方のレスポンスの早さには、いつも、頭が下がる思いです。時には、熟慮してご返信しなければといった内容のメールを後回しにしたりして、ついつい、日が経ってしまうことがあります。

 しかしながら、メールを出された人のお気持ちを察すると、ご返信をお待ち頂くことほど、気を煩わせることはない。多忙にかまけて、“つい”遅延してしまう自身の配慮の無さをつくづく反省します。できる限り、「返信が遅くなる」ということだけでも、一報を入れるように改善していきたいと思います。

 メールのレスポンスと言えど、人と人とのコミニケーションには変わりない。だとするならば、返事を“待つ人”の身になる配慮に欠けている時点で、まだまだ人として至らないのだろうと自重したいと思います。

 毎回、気づかされる“ご活躍されている方”からのレスポンスのスピードの早さ。

 無論、ネット環境やお仕事の状況などの兼ね合いもあるので、一概には言えないことではありますが、毎回、同じような反応があるということは、もしかしたら、「立場ある人からのメールの返信が早い」のではなく、「そのような配慮されているから今の立場がある」のではないか。ある一面においては、そんな仮説が成り立つのではないかと思うようになってきました。

 たかが、メールのやり取りではありますが、されど、メール。ご活躍されている方は、そんな些細なことでさえ疎かにしない。今回のご挨拶のメールのやり取りを経て、一つ気づきがあった。そう感じることができただけでも、自身の改善に繋がるのではないかと思います。以後、心掛けたいと思います。

 メールに限らず、ちょっとしたことに対する“意識の持ち方”と“継続・反復する重要性”。何事も「心掛け次第」と言いますが、本当に、そうだな〜と感じた出来事でした。