白須農水次官が辞意=事故米問題で引責、後任に井出氏有力」(時事通信)

 最終電車で帰宅後、このニュースを見ました。事故米問題、及び、一連の対応は、忌々しきことだと思いますが、次官退任という引責の仕方に、些か、違和感を覚える部分もあります。白須次官は、10年くらい前でしょうか、官房総務課長か秘書課長時代にお名刺交換をさせて頂いた記憶があり、物静かで穏やかな好印象を持っていただけに、心中察するに余りあります。
 私自身にも、戒めとして言えることですが、昨今の官僚批判の風潮と、辞任という引責の仕方、その結果として残る何も変わらない現実を考えれば、そろそろ、政治家も、メディアも、官僚を批判するだけではなく、課題解決型の思考を模索する創造性を、行政サイドとともに育んでいかなければならないように思います。

 社会構造が変化し、「官」に求められる役割が変質している時代ではありますが、この手の問題で責任を問われるのは、本来、農林省トップの大臣ではないでしょうか。にも関わらず、次官が辞任することを疑わないこと自体、政治家のリーダーシップの無さを痛感したニュースでした。