私と相対した方が、驚かれることの一つ。それは、ことのほか、私の考え方が地味であり、地道な解決策を講じようとすることです。政治の世界に限らず、“改革”という言葉が多用されますが、個人的には、“改革”ではなく“改善”という考え方をしています。身体に例えるならば、天才的な外科療法を重んじるのではなく、日々の健康管理や体質改善などの内科的療法を重んじ大事に至らせないことが重要であるという考え方です。

 「日々の改善に勝る改革なし」
 おそらく、一人でも多くの方が、このことにお気づき頂けるならば、この国も、そして、地域社会も、少しづつ、少しづつ、物事が改善していくのではないかと思います。

 今から、5年前、そのような思いを込めた拙文をしたためました。ご一読頂けましたら幸いに存じます。

 2003年11月15日「小鮮を烹るがごとし 〜保守本流ということ〜


 また、殊更に、“CHANGE”という言葉を耳にすることが多い今年。他力本願的な風潮に警鐘を鳴らす意味で、「“CHANGE”で何を変えるのか? 」という拙文を数回に渡って綴っておりますので、併せまして、ご一読頂けましたら幸いに存じます。

◎“CHANGE”で何を変えるのか? 


“CHANGE”で何を変えるのか?−はじめに−
“CHANGE”で何を変えるのか?(1)−「政治改革議論」の祭りのあと−
“CHANGE”で何を変えるのか?(2)−“改革”から“改善”の発想へ−
“CHANGE”で何を変えるのか?(3)−改善するのは“現場”−
“CHANGE”で何を変えるのか?(4)−的確な事実認識は、改善の第一歩−
“CHANGE”で何を変えるのか?(5)−“変える”から“変わる”へ−