先週、とあるロジスティクス領域の“技術”を持った数社の話を聞く機会がありました。一つは、業務改善系のコンサルティングの土地勘がある人なら「へぇ〜」と思わず感嘆してしまう技術、もう一つは、SCM領域の土地勘がある人なら「なるほど〜」と唸るような技術。ともに、「あるといいながある」ような素晴らしい技術なのですが、如何せん、業務改善、あるいは、SCM領域というのは、世間一般の投資の観点で見ると、比較的、地味な領域。ともに、金融機関やVCから適切な評価を受けていないご様子でした。
 私の場合、少なからず、これらの領域のコンサルティング会社に所属していたため、お話を聞いただけで、「面白い!」と直感的に響くものですが、しかし一方で、業務改善とかSCMとかの知識が無い人が聞くと、「その技術の汎用性」や「利用(活用)シーン」、更には、「ビジネスの実現性」など、皆目、検討がつかない代物ではないだろうかと危惧します。(※金融機関の方は、勉強熱心な方が多いので、何となく理解するようにはキャッチアップするのだろうと思いますが、やはり、現場感覚が無い以上、肌感を持って受け止めるのは土台無理な話です。)

 現在、運営している「ロジラボ通信」は、基本的には、物流関係の情報サイトなのですが、個人的には、ここ数年、ベンチャー企業支援を経験してきたこともあり、社会で評価を受ける舞台に上がるべき商品(サービス)を評価の舞台に上げたいとの思いから、時間が許す限り、ロジスティクス・業務改善などの領域で可能性を秘めた商品(サービス)のお手伝いをしていきたいと思っています。

 これらの領域に限った話では無いのですが、得てして、“技術力”があるベンチャー企業は、“財務戦略”、更には、“営業戦略”が弱いという特徴があるように感じます。ですから、今更ながらに、船井財産で培った財務的視点、ベンチャー企業時代に培った営業戦略の経験など、少なからず、お役に立てるのではないかと感じています。(※余談ながら、何の技術力も無いケースが多いネットベンチャーと比べると、足腰がシッカリしているな〜と感じます。)

 先日も、とある経営者の方に、「良い技術だから売れるのではなく、売れた技術が良い技術である」ということを、若輩者ながら、お話させて頂きました。技術畑を歩んでこられた方は、往々にして、マーケティング的視点や営業戦略に欠けているケースが見受けられます。

 業務改善(現場改善)やロジスティクス、SCMと言った限られた領域ではありますが、これからも、積極的に、私自身に土地勘がある“技術”を、財務戦略やマーケティング戦略、営業戦略の面から、サポートしていきたいと思う今日この頃です。