これは、先月書いたばかりの話ですが、インターネットマーケティングの仕事を行なう上で、最も、重要となるのが“マーケティングの定義”です。とかく、インターネットの仕事と言えば、嘗ては、「HP制作」「バナー広告」などの単語が用いられ、昨今では、「SEO」「PPC」「LPO」などの単語が用いられます。しかし、それらは、単に、インターネットマーケティングを実践する上での手法の一つでしかなく、技術的な手法自体は、所詮、目的ではない。

 実は、この考え方が、他のインターネットマーケティング会社と最も考え方が異なる点であり、私たちが、否応無く、経営戦略レベルでものを考える必然性が出てくる理由でもあります。同業他社(インターネット業界の方)からすると、ピンとこない話なのかもしれませんが、逆説的に言えば、この点にピンとこなければ、マーケティングでは無い。

 以下、二ヶ月前に綴ったブログを再掲載致しますので、ご一読頂けたら幸いです。
[私のマーケティング定義](2007年12月05日)


 ブログなどで、「マーケティングとは、全ての関わる人を幸せにする仕組みづくり」と概念的(抽象的)なことを書いていますが、あくまで私個人に限って言えば、日々の業務の中においては、「マーケティングとは、経営戦略(ビジネス戦略)の観点から、(最終)顧客への価値を高めて、財務パフォーマンスを最大化すること」という認識(定義)をしています。

 つまり、(私の場合は)“財務パフォーマンスの最大化”こそが目的であると定義していますし、当然のことながら、最大のポイントであると位置づけています。

 と同時に、財務パフォーマンスの最大化を成し得るもう一つのポイントは、“顧客起点”だと考えています。ですから、(精神論としてではなく)手法論として、“顧客起点”でビジネスを設計(または、再構築)することに終始しています。

 また、(私が)個別事象としてのマーケティングを勘案するときの重要な構成要素は、1.収益(revenew)、2.コスト(expense)、3.資本(capital)の3つであり、少なくとも、実務レベル(=現実の個別事象)に相対する限りは、この3要素の具体的、且つ、数字(根拠)に基づく「的確な現状認識」「ゴール(=成功)の定義」「効果指標の設定」「ゴールへのロードマップ」が顧客との間でコンセンサスが形成されなければ、“成功”は有り得ないと考えています。

 あくまで一般論として、“マーケティング論”的に考察すると、「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」(日本マーケティング協会・1990年)と定義されていますので、概念としての“マーケティング”と言うよりも、より、(良かれ悪しかれ)実践的な考え方をしています。 

以下、転載終わり。


 明日は、インターネットマーケティングを考える上でのポイント、“最善の策”の導き出し方について綴ります。