この歳になるまで、“小田和正”というアーティストに興味を抱いたことはありませんでした。10〜20代の頃、ディストーションサウンドの骨太の力強さがロックだと思い、反抗することが男らしいと信じていました。
 しかし、歳をとったせいでしょうか、当時は、何とも思わなかった小田和正のサウンドや歌詞に、素直に、共感できるようになってきました。今では、大声で叫ぶだけのロックアーティストよりも、小田和正の内に秘めた優しい力強さの方が、よほど、男らしいのではないだろうか。そんな風に思えるようになりました。
 明示安田生命のCMでも流れている「確かなこと」はじめ、このアルバムに治められている曲は、小田和正の魅力が凝縮された一枚だと思います。

小田和正自己ベスト-2