一緒に仕事をさせて頂いた方が、一様に驚かれることがあります。それは、とある一つの見方として、徹底的に、“投資とリターンの視点”、言わば資本主義の原理原則とも言えるべき視点でモノを見ていることです。確かに、このブログであまり述べる機会もないですし、“船井卒”というキャリアも手伝ってか、寧ろ、お会いする以前に真逆の印象をお持ちになられている方が大半です。つまり、外資系企業の経験が無いにも関わらず(笑)、極めて外資的な視点で見ていることに驚かれることがあるのです。
 敢えて、ご説明をさせて頂くならば、課題に臨むとき、絶えず、“ロジック”と“感情”という二つの視点でモノを見ています。そして、現在のビジネスルールが資本主義の原則に則っている以上、ある面においては、冒頭で述べた“投資とリターン”の関係で、物事を判断していくことは当然のことだと考えています。あまり好きな言葉では無いですが、“合理性”とも言い換えることができるでしょう。

 二社目のコンサルティング会社で、僅かな期間ではありましたが、“業務改善”の現場、あるいは、“効率化”というモノの見方を学びました。そのような背景もあり、このブログにおいても“効率化”や“コストダウン”について述べていることもあります。

 企業活動を永続的に営む上で、ある一面においては、飽くなき“コストダウン”と“イノベーション”は不可欠な要素です。ですから、指標としての“生産性”や“効率性”を追求していくことは、収益性という観点からも、短期的に見れば、間違いの少ない選択肢だと思います。

 さりながら、私自身が、本質的に、「“効率性”が全てである」というモノの見方をしているか、企業活動の行く先が“効率性”であるという見方をしているかと言えば、その答えは「NO」です。

 確かに、右肩上がり経済、人口増加の社会においては、拡大する中で効率性を追求していく、つまり、売上とコストの“差”を拡大させることが好ましいとされていました。現在でも、多くの経済シーンにおいて、このことが追求されています。無論、この考え方は、ある一定の時間軸、経済的合理性においては相応に正しくもある。何故ならば、現在の経済原則が資本主義だからです。

 さて、前振りがかなり長くなってしまいましたが、実は、今晩、ノブ・パートナーズとして、とある決断を行ないました。それは、“儲かること”“カネになること”を理由として仕事を受けないという判断です。

 より具体的に言うならば、会社を存続させる最低限の売上と、将来の価値を生み出す人財に投資する(=優秀な人を採用する)資金だけ確保して、徹底的に、私たちのミッション、即ち、この国を元気にするための、労働人口の70%を占める中小企業を、直接的・間接的に支援するお客様をサポートするという判断機軸に忠実に行動していくことに“こだわる”ことにしました

 何故ならば、そのことこそが私たちの存在理由だと思うからです。

 正直に言えば、当社に関わっているメンバーが、ごく一般の平均給料以上を稼ぐことは、そんなに難しいことではない。間接コストがさほど掛かっていないことが大きな理由ではありますが、皆で話し合った結果、“稼ぐ”ことよりも寧ろ、いかに我々のミッションに忠実に行動できるかという命題に挑んでみたいという結論に至ったのです。

 私たちの判断は、ある一面においては、資本主義の固定概念から逸脱する考え方なのかもしれません。

 しかし、それは、エクセル(表計算)の中だけの話ではないでしょうか?

 より、大それたことを述べさせてもらうならば、“効率性”が生きることの目標では無い限り、資本主義のルールに則った上で、“効率性”というエクセルバカの壁をブレークスルーすることで、新しい価値観を生み出すことが可能ではないかと考えています

 “効率性”を超克した先に、時として、曖昧さや、人の感情、幸せみたいな抽象的な概念を優しく織り込んで新しい価値観を創造することで、マーケット(社会)の評価の結果として“儲ける”ことは本当にできないのだろうか?

 そのことに挑まないのは思考停止なのではないだろうか?

 このような自身の中に噴き出した疑問の解を求めるため、経済的合理性とsteadyな関係の世代の一人として、“資本主義とのガマンくらべ”にチャレンジすることにしました。

 “資本主義とのガマンくらべ”の第一歩として行なったことは、(実はたいしたことでもないのですが)ノブ・パートナーズの報酬を自身の生活可能なレベルにまで引き下げることでした。何故ならば、“資本主義とのガマンくらべ”を行なうために、贅肉をそぎ落とそうと考えたからです。

 昨年は、結構、頑張ったので、正直、相応の報酬がありましたが、現在は、昨年の絶好調な時の月収と比べると、概ね3分の1にまでダウンさせています。プロ野球の故障選手ですら無いダウン幅です。勿論、ダウン幅にこそ差はあれ、他のメンバーも同じです。ぶっちゃけ、結構、キツイ部分もあります。

 だけれども、どうにかこうにか“資本主義とのガマンくらべ”に勝ちぬいて、“経済合理性”一辺倒の会社以上の収益を上げてみたい。そのことによって、何か新しい価値観が生まれてくるのではないだろうか。

 34歳にもなって、そんな甘ったれたことを考えて、本気でトライしてみることにしました。

 私たちの“資本主義とのガマンくらべ”に共感した優秀なあなた、是非、JOINして下さい♪