仕事でご一緒する方から、時折、「発想が柔らかい」とか「独創的な思考」という類の言葉をかけて頂くことがあります。特段、ユニークであるということを心がけている訳ではないのですが、“心持ち”として「自分らしい仕事がしたい」「自分が関わった意味を持たせたい」という意識があることは事実です。
冒頭のような言葉を賜る“種”を明かせば…
冒頭のような言葉を賜る“種”を明かせば…
単に、見聞きするお客様の業界専門知識が無いため“固定概念が無いだけ”のことです。(笑)
厳密に言うならば、業界知識が全く無いということはありません。何故ならば、政治業界時代に、物凄〜い数の会社を訪問し、時間が許す限り仕事の話を聞き、時には、工場や倉庫、製品の説明などを受けていたので、大体の業界を感覚的に理解しているというベースがあるにはあります。
さりながら、その業界で働いた経験がある訳ではないので、良くも悪くも業界慣習などを会得していないという意味において“固定概念”が無いため、当該業界関係者から見たときに、「自由な発想」をしているように見えるだけの話だと思います。
それでは、事にあたる際に、どのように思考しているかを簡略にご説明申し上げます。説明の都合上、ご相談を受けた会社をA社、その業界を(a)とします。
1.(a)業界の書籍をamazonで数冊購入
2.(a)業界のニュースを検索して読む
3.(a)業界の検索結果を100位くらいまで読む
4.(a)業界のビジネス構造を図示化
※モノ・情報の流れとカネの流れに着目
5.(a)業界の疑問点を列挙
6.(a)業界を取り巻く環境を想定
※業界トレンド・法律(規制)など
7.(a)業界に影響を与えそうな要因を想定
8.(a)業界の海外事例を探して読む
9.(a)業界の知人・友人の話を聞く
※この時の話を先入観として持たない
10.A社の説明を聞く(課題点など)
11.A社のビジネスプロセスを詳細に聞く
12.A社のリソース(人・カネ)を聞く
13.A社ならではの制約条件を聞く
※制約条件の見極め重要(人的or制度的)
14.A社の説明を裏付ける資料の提出を求める
15・これらの情報をもとに可視化してみる
※グラフ・マトリクス・スキーム図など
これらの情報をインプットした上で、「何故?」という疑問点を探します。個人的には、この「何故?」という意識を持ち続けることが非常に大事ではないかと思います。
業界にもよりますが、業界慣習というのは、大体、何らかの理由があり、長い年月を経て“慣習”となっている場合が大半です。しかし、時として、よくよく話を聞いてもシックリこない場合があります(と同時に、外部環境の変化の兆しがある場合があります)。その点を紐解いてみて、然したる、制約条件が無ければ、そこにヒントが隠れている場合があります。往々にして、業界の中にいては見えないような死角です。
そのヒントが見えてくるのは、他の業界の事例や構造などを通して、類似するケースを経験しているからこそ見えてくることなのかもしれません。かと言って、あまり意識はしていませんが…。
率直に言えば、前半戦の業界に関する情報をインプットする場合、下調べをするという感覚というよりも、会社からヒアリングする際、理解できる程度の知識を見につける程度の感覚です。平ていに言えば、お客様と相対する姿勢として、「勉強不足!」と思われない程度の知識を得るという感覚で諸々の情報収集をしています。
とここまで書きつつも、最近では、より“先入観が無いこと”を重要視していますので、全く情報収集しないで事に臨むことが大半です。何故ならば、私の悪い癖の一つに、「追い込まれないとやらない」という一面がありますので、何も業界知識を持たずに話を聞いた方が、脳の瞬発力が出るような気がするからです。
そのことは、裏表の関係で、頭の中の事例データベースが充実してきたことを意味しているような気もしますが、何となく、“素朴な疑問点”を見つけるのが容易になってきたような感覚があります。
ダラダラと述べた割には、結局のところ「何故?」を探すというシンプルなことしかやっていないような気がしますが、パラダイムチェンジをしながら考え続けると、何かしらヒラメキがあるものです。
何よりも、最大のポイントは、これらのことを“仕事という感覚でやっていない”という自身の心持ちにあるような気がします。つまり、単純に楽しいのです。
しかしながら、PJTを遂行していく上での実務的な問題(課題)点は、業界の構造的な問題もさることながら、意外と、社内政治的な人的要因、あるいは、問題(課題)解決したところで仕事は増えるが給料は上がらないなどの副次的要因、更には、問題(課題)解決されたら「今まで何もしてこなかったと思われる」という担当者の面子など、寧ろ、本に書かれていないような雑多な要因が大半なような気がします。
まぁ〜、全くオチが無い文章を書きながら何ですが、こんな私で宜しければ、何なりとご相談下さい♪
と最後は営業トーンで締め括りたいと思います。(笑)
厳密に言うならば、業界知識が全く無いということはありません。何故ならば、政治業界時代に、物凄〜い数の会社を訪問し、時間が許す限り仕事の話を聞き、時には、工場や倉庫、製品の説明などを受けていたので、大体の業界を感覚的に理解しているというベースがあるにはあります。
さりながら、その業界で働いた経験がある訳ではないので、良くも悪くも業界慣習などを会得していないという意味において“固定概念”が無いため、当該業界関係者から見たときに、「自由な発想」をしているように見えるだけの話だと思います。
それでは、事にあたる際に、どのように思考しているかを簡略にご説明申し上げます。説明の都合上、ご相談を受けた会社をA社、その業界を(a)とします。
1.(a)業界の書籍をamazonで数冊購入
2.(a)業界のニュースを検索して読む
3.(a)業界の検索結果を100位くらいまで読む
4.(a)業界のビジネス構造を図示化
※モノ・情報の流れとカネの流れに着目
5.(a)業界の疑問点を列挙
6.(a)業界を取り巻く環境を想定
※業界トレンド・法律(規制)など
7.(a)業界に影響を与えそうな要因を想定
8.(a)業界の海外事例を探して読む
9.(a)業界の知人・友人の話を聞く
※この時の話を先入観として持たない
10.A社の説明を聞く(課題点など)
11.A社のビジネスプロセスを詳細に聞く
12.A社のリソース(人・カネ)を聞く
13.A社ならではの制約条件を聞く
※制約条件の見極め重要(人的or制度的)
14.A社の説明を裏付ける資料の提出を求める
15・これらの情報をもとに可視化してみる
※グラフ・マトリクス・スキーム図など
これらの情報をインプットした上で、「何故?」という疑問点を探します。個人的には、この「何故?」という意識を持ち続けることが非常に大事ではないかと思います。
業界にもよりますが、業界慣習というのは、大体、何らかの理由があり、長い年月を経て“慣習”となっている場合が大半です。しかし、時として、よくよく話を聞いてもシックリこない場合があります(と同時に、外部環境の変化の兆しがある場合があります)。その点を紐解いてみて、然したる、制約条件が無ければ、そこにヒントが隠れている場合があります。往々にして、業界の中にいては見えないような死角です。
そのヒントが見えてくるのは、他の業界の事例や構造などを通して、類似するケースを経験しているからこそ見えてくることなのかもしれません。かと言って、あまり意識はしていませんが…。
率直に言えば、前半戦の業界に関する情報をインプットする場合、下調べをするという感覚というよりも、会社からヒアリングする際、理解できる程度の知識を見につける程度の感覚です。平ていに言えば、お客様と相対する姿勢として、「勉強不足!」と思われない程度の知識を得るという感覚で諸々の情報収集をしています。
とここまで書きつつも、最近では、より“先入観が無いこと”を重要視していますので、全く情報収集しないで事に臨むことが大半です。何故ならば、私の悪い癖の一つに、「追い込まれないとやらない」という一面がありますので、何も業界知識を持たずに話を聞いた方が、脳の瞬発力が出るような気がするからです。
そのことは、裏表の関係で、頭の中の事例データベースが充実してきたことを意味しているような気もしますが、何となく、“素朴な疑問点”を見つけるのが容易になってきたような感覚があります。
ダラダラと述べた割には、結局のところ「何故?」を探すというシンプルなことしかやっていないような気がしますが、パラダイムチェンジをしながら考え続けると、何かしらヒラメキがあるものです。
何よりも、最大のポイントは、これらのことを“仕事という感覚でやっていない”という自身の心持ちにあるような気がします。つまり、単純に楽しいのです。
しかしながら、PJTを遂行していく上での実務的な問題(課題)点は、業界の構造的な問題もさることながら、意外と、社内政治的な人的要因、あるいは、問題(課題)解決したところで仕事は増えるが給料は上がらないなどの副次的要因、更には、問題(課題)解決されたら「今まで何もしてこなかったと思われる」という担当者の面子など、寧ろ、本に書かれていないような雑多な要因が大半なような気がします。
まぁ〜、全くオチが無い文章を書きながら何ですが、こんな私で宜しければ、何なりとご相談下さい♪
と最後は営業トーンで締め括りたいと思います。(笑)
りしませんで。お知恵を拝借したい」と
か言って、「二人」で調べてますよね。
その事とは外れるかもしれませんが
昨年の一字「偽」は今年も続くと予想
しています。この現象のプラス面を言
えば、日本も「情報公開」が進んでき
た成果かもしれません。但し「業界の
常識、世間の非常識」が露わになる
過程でスキャンダルは続出するような
気がします。