今週後半は、バタついてblogの更新を怠ってしまいました。事後的に、更新し、「毎日更新」を維持したいと思います。(笑)

 さて、今月は、ある種、客観的な立場になったこと、また、久方ぶりに、選挙の現場を垣間見たこともあり、何かと、“情報の受け止め方”という点を再認識した月でした。
 会社で言えば経営層と社員、選挙で言えば候補者とスタッフ。立場により、情報量に差異があるため、例え、同一の事象を目の当たりにしたとしても、モノの受けとめ方が異なることは極めて自然なことです。

 同時に、全ての情報(=「事実」ではない)には、何かしらの主観や意思が介在します。それは、是非論はさておいても、紛れもない事実です。しかしながら、“全ての情報には意思が介在すること”を認識している人は極めて少ない。だからこそ、何らかの課題を遂行するためのとある組織においては、弛まぬ“対話の努力”が寛容となります。

 俗にいう“コミュニケーションギャップ”などと称される事案の説明は、即ち、“対話の努力”を怠っていることの証でしかない。

 そして、意識が異なる利害関係者の全てが、「現実」を直視しなくなったときに、組織は“パワーを喪失し始める”のだろうと思います。

 政治であれ経営であれ、的確な状況認識をすることは“目標を達成すること”の初めの一歩

 今更ながらに、カエサルの次の言葉を重く受け止めています。

 「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」

 そんなことを感じた一ヶ月でした。