たまには、本業の行政関連の話でも。
ほとんどのメディアで取り上げられることは皆無ですが、俄かに、病院をPFIで建設・運営する“病院PFI”が散見され始めているのではないかと思います。現在、病院PFIは、ホテル並みの施設を誇る「高知市」のPFI、評価が微妙な「八尾市」、来月一日に開業する「近江八幡市」などの「第一世代」、資金力・都市部という地の利を武器とした東京都の「多摩」「駒込」などの「第二世代」と、着実に広がりを見せています。
ほとんどのメディアで取り上げられることは皆無ですが、俄かに、病院をPFIで建設・運営する“病院PFI”が散見され始めているのではないかと思います。現在、病院PFIは、ホテル並みの施設を誇る「高知市」のPFI、評価が微妙な「八尾市」、来月一日に開業する「近江八幡市」などの「第一世代」、資金力・都市部という地の利を武器とした東京都の「多摩」「駒込」などの「第二世代」と、着実に広がりを見せています。
中でも、来月開院する近江八幡市立総合医療センターは、表向きには、全国初の公立病院としてのPFIとして注目を集めています。同時に、同院は、ゼネコンが病院PFIにチャレンジする形であり、一方では、建設業の新分野への参入ということで、その成果は今後の病院PFIの行方を占う試金石として、個人的には、大変注目しているPFIの形です。
そして、ほとんど世間で議論されることなく、神戸市・福岡市・京都府・愛媛県・つくば大などの「第三世代」において、病院PFIを模索する動きは着実に台頭し始めています。これらの病院PFIの推察される総事業規模に鑑みると、各自治体のHP等での情報量の少なさには驚愕します。
病院PFIは、単に、病院の器を提供するだけの“箱モノPFI”と、その後の運用を行う“サービス購入型PFI”など、様々な形があります。病院PFIを、今までの公共事業、具体的には、スポーツセンターなどの箱モノ公共事業と比較すると、医師や看護s師などのコアな部分から、医療事務、掃除、検査など、運用面での幅の広さ(規模)と継続性(箱を作って終わりではない点)において大きな違いがあります。
また、近い将来、医療制度を始めとして、医療環境を取り巻く著しい外部環境の変化が予見されるため、杓子定規的にPFI方式を当てはめることが、必ずしも馴染まない一面があります。
具体的には、医療制度改革(政治リスク)、電子カルテやレセプト等の情報領域(陳腐化リスク)はもとより、CTやPETなどの高度先進医療機器における日進月歩の技術革新との兼ね合いがあるため、そもそも15〜30年償還を前提としたPFI方式に馴染まない潜在的要因が存在します。
さりながら、今後、東京都は、更なる病院PFIを加速させることは容易に推察がつきますし、前述の「第三世代」の成果如何によっては、全国に病院PFIの動きが一気に広がることになると思われます。
一方で、「第二世代」のPFIは、大都市という地の利を最大限に活かした形でのPFI方式であるため、あくまで私見ながら、PFI方式本来のコンセプトである“民間ノウハウの活用”という点においては疑問を感じる部分もあります。また、前述の高度先進医療機器の取り扱いについては、ある意味、柔軟な対応も必要になるでしょう。
いずれにしても、現在、検討中の「第三世代」の中から、○○方式と呼称されるような成功モデルが誕生するか否かが、病院PFIのあり方を形付ける分水嶺になることでしょう。
以上、病院PFIについて、ほとんど注目されていないマニアック(?)な動きですが、今後、5〜10年後に顕在化する、“病院PFIバブル”の足音が、静かに近付いているように感じます。
今後も、病院PFIの動きについて、注目していきたいと思います。
・PFIインフォメーション
・日本PFI協会
そして、ほとんど世間で議論されることなく、神戸市・福岡市・京都府・愛媛県・つくば大などの「第三世代」において、病院PFIを模索する動きは着実に台頭し始めています。これらの病院PFIの推察される総事業規模に鑑みると、各自治体のHP等での情報量の少なさには驚愕します。
病院PFIは、単に、病院の器を提供するだけの“箱モノPFI”と、その後の運用を行う“サービス購入型PFI”など、様々な形があります。病院PFIを、今までの公共事業、具体的には、スポーツセンターなどの箱モノ公共事業と比較すると、医師や看護s師などのコアな部分から、医療事務、掃除、検査など、運用面での幅の広さ(規模)と継続性(箱を作って終わりではない点)において大きな違いがあります。
また、近い将来、医療制度を始めとして、医療環境を取り巻く著しい外部環境の変化が予見されるため、杓子定規的にPFI方式を当てはめることが、必ずしも馴染まない一面があります。
具体的には、医療制度改革(政治リスク)、電子カルテやレセプト等の情報領域(陳腐化リスク)はもとより、CTやPETなどの高度先進医療機器における日進月歩の技術革新との兼ね合いがあるため、そもそも15〜30年償還を前提としたPFI方式に馴染まない潜在的要因が存在します。
さりながら、今後、東京都は、更なる病院PFIを加速させることは容易に推察がつきますし、前述の「第三世代」の成果如何によっては、全国に病院PFIの動きが一気に広がることになると思われます。
一方で、「第二世代」のPFIは、大都市という地の利を最大限に活かした形でのPFI方式であるため、あくまで私見ながら、PFI方式本来のコンセプトである“民間ノウハウの活用”という点においては疑問を感じる部分もあります。また、前述の高度先進医療機器の取り扱いについては、ある意味、柔軟な対応も必要になるでしょう。
いずれにしても、現在、検討中の「第三世代」の中から、○○方式と呼称されるような成功モデルが誕生するか否かが、病院PFIのあり方を形付ける分水嶺になることでしょう。
以上、病院PFIについて、ほとんど注目されていないマニアック(?)な動きですが、今後、5〜10年後に顕在化する、“病院PFIバブル”の足音が、静かに近付いているように感じます。
今後も、病院PFIの動きについて、注目していきたいと思います。
・PFIインフォメーション
・日本PFI協会
































医療ミス訴訟、人材確保問題など私は、医療はPFIには向かないのではないかと思っております。