福島県発注工事談合:逮捕の辻容疑者、知事の威光背に暗躍 秘書の名刺持ち歩く」(毎日新聞)

 この事件の本筋ではないですが、対価の伴なう雇用関係が存在しないのに「秘書の名刺」を持っている人って、普通に、いますよね〜。しかも、「顧問」とか「参与」とかいう肩書きで。私の感覚では、胡散臭いことこの上ないと思います。「秘書」という肩書きに法的な定義は無いのですが、金額はともかく、報酬が発生している対象者であるべきだと思います。そうでければ、政治家の管理責任を法で問い辛いからです。
 あと、ちょこっと本題。

 特捜部の狙いは解らなくはないですが、このように、社会の公平性・透明性を損なわせる公権力及びその周辺については、お決まりの“一罰百戒”の論理ではなく、せめて、十罰百戒、願わくは、百罰百戒という厳しい姿勢を示すべきだと思います。全国の地検支部で一案件づつぐらい、同時期に着手するべきです。天下の特捜部が、行政トップを上げる程度の仕事をしていたら名折れでしょう。