最初に謝ります。ゴメンなさい。携帯をトイレに落とすという不可抗力とは言え、携帯番号のデータ保存を重んじるあまりに、ついに、TU-KAからauに乗り換えてしまいました。tu-kaと付きいはじめて117ヶ月目の今日、tu-kaとお別れする日がきてしまいました。(ご注意:関心がない方にはどうでもいい話です。「続きを読む」をクリックしないことをお薦めします。)
私は、単なる通信ツールとしてではなく、私自身の精神的支柱、思想としてtu-kaを使い続けてきました。実は、2月のblog「思想としてのツーカー」を書いた後、将来起こりうるバッタリ-切れに備えて、予備のバッテリを購入するほど、入念に準備し、使い続ける覚悟を確たるものとして参りました。
これまで、巷の雑談の上位にランクインする「携帯新機種話」に、一切、加わることもなく、またある時には、九州の飲み屋で携帯キャリアを聞かれてさえないリアクションにめげる事も無く(※九州にはtu-kaがありませんでした。)、そして、毎日blogを更新するためには便利であることは承知のうえでも、それでもなお、tu-kaが掲げる「シンプルって美しい」という理念を守るためだけに、“写真撮影機能が無いtu-ka”にこだわって使い続けました。
更に言わせて頂ければ、私自身のサイトの携帯版、実は、今まで、私の携帯から自身のサイトを十全に見ることができず、作成においては、人様の携帯でアクセスしてチェックしていました。
また、ネットプロモーション会社の起業に参画することになり、携帯ECサイトの話が出るたび、十分に画像を見ることができないもどかしさに苛(さいな)まれていたことも事実です。
しかしながら、tu-kaを使い続けるという私の“意志”は、確固たる信念と情熱に裏打ちされたものであったからこそ、更には、tu-kaの携帯を通じた自身の哲学の表現の一端であったからこそ、幾多の苦難を乗り越え、携帯のデジタルデバイドの波に翻弄されながらも、今日にまで至ることができました。
それなのに、携帯番号を存じ上げている皆様方のデータを優先させるためとは言え、その錦の御旗を降ろすこととなりました。このことは、今年の中で一番と言っても過言ではないほど忸怩たる思いです。
tu-kaの店先がauに変わったとき、自分の家に土足で上がりこまれるような錯覚に陥りました。私以上に、tu-kaを愛した人はいないのではないだろうか。そう思えるほど、tu-kaに思いやりと優しさを持って接してきました。
この10年間、tu-kaと二人三脚で激動の時代を乗り越え、苦楽をともにしてきました。今後は、この溢れんばかりのtu-kaへの“熱き思い”を、そのことを押してまで守った、登録された携帯電話の皆様へに向け、より一層、日本人の守るべき伝統である“モノへの畏敬の念”を胸に秘め、言の葉に魂を込め歩んで参ります。
願わくは、旧tu-kaの経営陣、全てのtu-ka元社員の方々に、このような思いでtu-kaを使い続けた人間がいることを知って頂きたい。そして、これからも、ずっと私の心の中では、tu-kaが掲げた「シンプルって美しい」という理念は生き続けて行く。そのことをお約束して、tu-kaへのはなむけの言葉とさせて頂きたいと思います。
最後に、「最後の一台になるまでtu-kaを使い続ける」という皆様との公約を守り続けられなかったことを、衷心より、お詫び申し上げます。
ご参考
2006年02月07日「思想としてのツーカー」
2006年01月16日「時代錯誤?」
これまで、巷の雑談の上位にランクインする「携帯新機種話」に、一切、加わることもなく、またある時には、九州の飲み屋で携帯キャリアを聞かれてさえないリアクションにめげる事も無く(※九州にはtu-kaがありませんでした。)、そして、毎日blogを更新するためには便利であることは承知のうえでも、それでもなお、tu-kaが掲げる「シンプルって美しい」という理念を守るためだけに、“写真撮影機能が無いtu-ka”にこだわって使い続けました。
更に言わせて頂ければ、私自身のサイトの携帯版、実は、今まで、私の携帯から自身のサイトを十全に見ることができず、作成においては、人様の携帯でアクセスしてチェックしていました。
また、ネットプロモーション会社の起業に参画することになり、携帯ECサイトの話が出るたび、十分に画像を見ることができないもどかしさに苛(さいな)まれていたことも事実です。
しかしながら、tu-kaを使い続けるという私の“意志”は、確固たる信念と情熱に裏打ちされたものであったからこそ、更には、tu-kaの携帯を通じた自身の哲学の表現の一端であったからこそ、幾多の苦難を乗り越え、携帯のデジタルデバイドの波に翻弄されながらも、今日にまで至ることができました。
それなのに、携帯番号を存じ上げている皆様方のデータを優先させるためとは言え、その錦の御旗を降ろすこととなりました。このことは、今年の中で一番と言っても過言ではないほど忸怩たる思いです。
tu-kaの店先がauに変わったとき、自分の家に土足で上がりこまれるような錯覚に陥りました。私以上に、tu-kaを愛した人はいないのではないだろうか。そう思えるほど、tu-kaに思いやりと優しさを持って接してきました。
この10年間、tu-kaと二人三脚で激動の時代を乗り越え、苦楽をともにしてきました。今後は、この溢れんばかりのtu-kaへの“熱き思い”を、そのことを押してまで守った、登録された携帯電話の皆様へに向け、より一層、日本人の守るべき伝統である“モノへの畏敬の念”を胸に秘め、言の葉に魂を込め歩んで参ります。
願わくは、旧tu-kaの経営陣、全てのtu-ka元社員の方々に、このような思いでtu-kaを使い続けた人間がいることを知って頂きたい。そして、これからも、ずっと私の心の中では、tu-kaが掲げた「シンプルって美しい」という理念は生き続けて行く。そのことをお約束して、tu-kaへのはなむけの言葉とさせて頂きたいと思います。
最後に、「最後の一台になるまでtu-kaを使い続ける」という皆様との公約を守り続けられなかったことを、衷心より、お詫び申し上げます。
ご参考
2006年02月07日「思想としてのツーカー」
2006年01月16日「時代錯誤?」