4〜5年前なら、この手のネタ(リンク先参照)に敏感に反応していたのかもしれないが、今、このような文章を読むと、「はぁ〜?」というのが正直な感想です。
 とかく、政治業界の方は、ご自身の周りで起きていることが全てである、あるいは、ご自身の問題意識や掲げている正義が全てであるかのような錯覚に陥られている姿が見受けられます。

 しかし、政治業界と無縁の人が見ると、「政治の世界って変!」と思う以外に思いようがないような気がします。もし、そのことに気付かなければ、このHPが業界関係者内ウケのサイトになっているか、アンテナの感度が悪いかのどちらかでしょう。

 推察するに、老獪なベテラン政治家とのバトルを、あたかも正義の使者風に演じたいとの思惑なのでしょうが、リアルビジネス最前線のテンションで読むと、“シラケ”以外の何者でもない。普通に、ドン引きでしょう。

 無論、人の価値観は自由なので、引き続き、悪党の征伐に勤しまれる(?)ことを心より願ますが、市井の人はどう思うんだろう。普通に、そんなことを考えてしまいます。

 安倍さんは、官房長官という要職ゆえ、ご自身のご発言に慎重を期すのは当然のこと。さりとて、サポーターが吠えることが、必ずしも、よい効果を生まないこともあるのではないだろうか。

 彼を、新時代の政治家と見るか、メディアの寵児と見るかは意見が分かれるところだと思うが、私の動物的感性では、メディアに育まれてメディアに死すような気がする。何となく、彼と、同じ臭いがします。

 彼には、独自の主張が無いという根本的課題があると思いますが、そのことをさておいても、やはり、二世議員ってお気楽な“家業”だな〜と微笑ましく思います。ノリがサークルなんでしょう。所詮。

 人のやり方をとやかく言うものではないですが、自民党は、もっと、本腰を入れて、地に足のついた活動を続けていかなければ、早晩にも、手痛いしっぺ返しを受けるような気がします。