私のキャラからすると唐突なタイトルですよね?別に、イッちゃった訳ではないのでご心配なく。
 歳の割には色々なことを経験させて頂きながら、どうにかこうにか、結構、楽しみながら生きています。すると、最近、とあることに気付きました。それは、世の中のあらゆる事象、経済や政治、知識や経験、恋愛や生活・・・、とにかく何でもかんでも全てのものを総称して、私の感覚で“幸せ”と呼んでるだけですが、これらのもの全ては、実は、統計データやドキュメント記事のような数字や文字などの平面で測るものではなく、少なくとも体積で捉えるような類のものではないかということです。

 仮説としての4次元は存在しても、現在のところ、とりあえず3次元の世界で生きていますので、当たり前と言えば当たり前の話なのですが、“体積”というものの考え方をすると、実に、生きるのが楽になるような気がします。一見、「気の持ちよう」ということと似ているようなところもあるけれども、少し違うような気がする。難しいことは抜きにして、何となく、3次元の感覚で生きた方が、ハッピーな気がする訳です。

 そこで、皆さんのハッピーなこと(もの)を想像してみて下さい。海外旅行、ショッピング、グルメ、スポーツ・・・。好きなことは十人十色、何でも構いませんが、そのほとんどに、幸せの体積のようなものがあると思います。中には、「書籍や絵画などは二次元(平面)じゃないか」という天邪鬼の方もいらっしゃると思いますが、それだって、見て感動する感覚は、かなり三次元だと思います。やばいやばい。何か、胡散臭いエセコラムニストのようになってきましたね。話を戻します。

 何が伝えたいかと言うと、う〜、どうしても、抽象的・感覚的になっちゃうんだけど、“デジタル”っていう言葉が誕生してから、知らず知らずのうちに、“平面”でモノを見るようになってませんかね?

 例えば、ニュースの二大巨頭、政治や経済を例に挙げても、「正しい」・「説得力がある」とされるストーリーの多くが、縦軸と横軸や比率を示す表やグラフを用いて論理的に構成されている。実際には、かなり正確にモノゴトを捉えてはいるんだけど、=(イコール)だと感じない。私なりに表現すると、この感覚って2次元と3次元の違いだと感じちゃいます。

 私の人生なんか、2次元で捉えると、良いんだか悪いんだか解らない(笑)。でも、高さでも奥行きでも、もう一つの指標を加えて見ると、ソコソコ面白い。しかも、第六感の自覚はないけど、とりあえず五感をフル活用して、思いっきり喜怒哀楽を満喫しているお陰で、“幸せの体積”は拡大路線。

 最大でも4次元×第六感=24幸せ、最低でも3次元×五感=15幸せ、お好みで喜怒哀楽を加えたりると、限りなく、幸せの体積の指標(座標軸)が増えていきます。ちょっと立ち止まって、貴方なりの指標(座標軸)に気付けば、八方塞でもまだ大丈夫。どこかに道は必ずあります。そう発想を変えるだけで、人生がとめどなく楽しくなると思いますよ。何より楽だし。